well-being in aging

『更年期障害』。
これはまだ体感として実感はないけれど、 思いもよらぬ体調不良があった。
少し前から唇の皮膚が熱い飲み物で火傷しやすくなったな、と感じていたのも、
ひょっとしたら皮膚が薄くなったからではと思えてきた。
それに付け加えての微熱、口腔内には口内炎。
口内炎なんて以前ではなかったからとても悪い病気なんだと一人で愕然としてた。
それに対して私が取った行動というと、ランニングは休み、食べ物に気遣うこと。
コーヒーも止めてみた、薄味でできるだけ口腔内を刺激しない食べ物を食べること、
歯のホワイトニングリンスの代わりに酢でうがいをすること。

なんのことはない、体調不良は少し遅れてきた月のお約束だった。
この体調不良がホルモンの影響からだったのか、 体調が悪かったから遅れたのか。
どちらかと考えてもわからないけれど、少し前はなかったことには違いがない。
自律神経のバランスが崩れやすくなった様子。

この２．３ヶ月は退去、引越しと環境の変化があったし、それに伴い心配事もないとは言えなくて、
そういうものを全てひっくるめて体が受け止めていたのだな、と、
精神的、肉体的部分で自分の体とうまく付き合っていかないといけないと実感した。

ちょっとやってみようかなと始めてみたオンラインコースも然り。
20代後半、もう子供は産んで仕事との掛け持ちで毎日忙しくしていた頃のこと、
50代女性の患者さんが楽しそうに放送大学を受講していると話されていたのを思い出した。
『うわー、すごいです！勉強されているなんて！』という私に、はにかみながらお話してくださった。
本当に驚いたし、そして彼女が来院される度にお話が楽しみだった私。

私はまだ彼女の年齢よりも少し若いけれど、今となっては何となくわかるな、と。
生き急ぐ、というのとは違い、若い時に心に残ってる事をやってみようとするのだと思う。
少なくても私はそんな感じ。
今の世の中は探せばリソースで溢れていて、知りたくもないネガティブな情報すら入ってきてしまう。
例えば私の年齢でいうと、焦りみたいなものがより刺激的なものへと突き動かす心の衝動とか。
これは男女ともにある気がしてる。
別に家庭を壊してまでする事かな、なんて精神の安寧を目指すつもりが破滅的な結果を生んだりと、
何となくそれは、かつての青年期に社会に反発していたような行動が『更年期』にもあるのでは、と。
人間の頭のなか（脳）の回路はどうなっていてどんな影響を受けるんだろ、
から始まった色んな文献を読む事が私への助けになってるなと感じる今日この頃。

老いとうまく付き合っていって楽しんで残りの半生を全うしたい。


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庭仕事 夏が終わる前に

隣家との間の路地に蔓延ったアイビーと雑草を抜いた後。
やっとそれなりに綺麗になった。
綺麗になったら土の様子もよく分かるようになり、
どうやら左手には何かつる性の植物が植えられていた形跡あり。
ここに薔薇を植えたらいいだろうなと次の季節の計画を練る。

そして土の中に埋まっていた棒切れが気になって引っ張り出すとこんなに長かった。
無残にも虫に喰われた跡があり、このまま放置していたらシロアリの温床になっていたのでは？

35度くらいまで上がる夏日が数日あったかと思ったらガクンと気温が下がる日が増えて、
今週からは曇りや雨の予報がちらほらと並んでいる。もう夏が終わりそう。
引越し当時からとてもいい香りを楽しませてくれたジャスミンもそろそろ花の季節は終わり。
あれだけたくさん咲いていたのに、今では数個の花が残るのみとなった。

どうやらジャスミンは挿し木で増やせるらしく9月は適期だそう。
太くてしっかりと成長した枝を土に差すだけで根が張るようなので、
欲しいと言っていた友達にあげようかと計画しているところ。
（待っててね）

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in progress

引越しの時に出てきた幾つかの糸の中に、コットンのような手触りの柔らかいシルクの糸があった。
祖母の店にあった廃盤の残りなので量があまりにも少なく５玉、長さにして700mと少し。
何が編めるだろうと思案していて以前プリントアウトしたパターンを見つけ編み始めた。

とにかくぐるぐると裾から編み進めるパターン。
最近シームレスなパターンの方が気になっていて、本当は上から編み進めるのにしたかったけど、
とにかくこの糸（実は３色あって量もまちまち）を使って編めるものになると自ずと決まってくる。

今週から４つのオンラインコースを取っているので、このセーターが出来上がるのは冬になるかも。

しかし作り目が数百となると数えるのに一苦労する。若い頃はどうだっただろう。
こういう時に、私は数も数えられないのかと本当に自分で嫌になってくる。

本当は編みたかったもの。
大型書店で見た本で気になっていた羽織りもの（グレイ）と、このからし色のカーディガン。
買う前にまずはと、二冊ともライブラリで借りてきた。

機会があると糸を探すけれどこれというのはまだ見つかっていなくて、
少し先の楽しみにとっているところ。


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週末、サラダの準備

急に暑さが戻ったからか不意に食べたくなってスーパーでマッシュルームを買った。
本当にスーパーで不意に思いついた。 ホワイトマッシュルーム、パウンドで＄２.９８。
あ、安いなと思ったのにオイル漬けを作るとこれだけしかできなかった。
チーズディップの空き瓶に８分ほど。

もう何年も作ってる家庭料理だからレシピなんていうものでもないけど、
大蒜と唐辛子を熱したオリーブオイルで炒めて塩少し、
しっとりしてきたら仕上げにバルサミコ酢、タマリ醤油を回し掛けて水分を飛ばす。
冷めたら瓶に入れたっぷりのエクストラバージンオイル、仕上げにさらに塩をひとつまみ。

２日目くらいから唐辛子の辛味が移るオイルはこのままサラダドレッシングとして使う。

色んな野菜を使ったサラダを暑い日に冷たい麺を食べるより頭も体の中も満足するように感じる。

週に２度ほど大き目のパイレックスの器にいっぱいにするサラダのベースになる葉野菜。
以前は大袋入りのサラダパックを買っていたけど、
やはり葉物を半処理して売られる物はずるっと柔らかくなってきて捨てることがあった。
ここ１年ほどこんな風にしていたら子供がおやつにもサラダを食べてるみたい。
玉ねぎはスライスして匂いが移らない様にビニールのスナックバッグの小さいものに入れて保存。

日本でスピナーが出だした頃だから90年代？に買った奥に見えるサラダスピナーは、
もう少し大き目のものが欲しいなと思いつつ簡単な造りで洗いやすいところが気に入っている。
さすがにスピナーを回す取手が取れやすくなってきた。だけどまだ現役。


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夏日再び

夏日が戻る。暑い。

土曜日は買い物へ行き帰宅して冷蔵庫内を整理したり、きのこのオイル漬けを作ったり。
日本のように湿気のある暑さとはまた違って、体の芯から焼け付くような感じがする。
思わずカットオフジーンズに穿き替えて玄関ドアも開け放す。

リビングルームは陰になっているので吹き抜けのキッチンダイニングと室温に数度の差がありそう。
暑い日は家の中で一階のこことマスターベッドルームだけは極楽。



金曜日の夜は子供と二人で星空を眺めました。
１５分くらいの間に６、７個の流れ星が見えて感動。
『あ..』『すごい..』とかしか言葉が出なかった。
なんと乏しい語彙力だと自分で呆れるわ、なんて思ったけど、
人間、予期しない出来事にはそんなものか、と自分を慰める。 笑

３０分ほど座っていて見えたのが合計９個。一度にこんなに沢山見たのは人生で初めて。
そのうちの一つは色が赤っぽく、他のに比べてゆっくりとしたスピードで見えた。
願い事をするといい、なんて言うけれど、
いきなりの出現とあっという間の出来事で、願い事ができる人なんているのだろうか。

13歳の娘は人生で初めて見た流れ星で、機会が訪れたことが嬉しかった夜。

現在日曜日の朝１０時。
先ほどからまるでスポーツスタジアムにいるかと錯覚するほどの歓声が聞こえてきていて
え？どこ？と思ったのだけど、あ、あれだ、オリンピック。
４年前はたまたまアメリカに来ていて、友達の家の地下ホームシアターで閉会式を見たんだっけ。
一区切りで過去を思い出すことができるから定期行事は悪くないかも。


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メイクの変化

メイクバッグに欠かせないもの２本。基本はダークブラウン。
プチプラ、と最近では呼ぶのだろうドラッグストアで買えるメイク用品は私には必需品。
この色はいつも行くウォルマートとターゲットにはないことが多いので見つけたら買うことにしてる。

もともとダークブラウンを使っていたけど今年になって初めて黒が加わった。
間違えて買ってしまって、まぁ睫毛は黒だしいいかと、
睫毛の隙間を埋めるのと内側に入れてみたらなかなかいい。
これが粘膜にタトゥの技か、と納得した。
歳を取って若い頃よりも顔つきが優しくなってきたと感じてるのだけど、
子供に言わせるとそれは下に下がってきたことが原因だと。

う。まぁそうかもね...だけど、優しい雰囲気は悪くない、はず。

と思っていたい。

家にいるときは全くのノーメイクのこともあるけど、ほんの少しするときのマストアイテム軍。
左から、10代から使っているビューラー、電池式の温かくなるビューラー、
そして既出のアイライナーとマスカラ。
あと、眉毛は逞しく生えているので隙間を少し埋めるアイブロウ用のシャドウと。

最近YouTubeのヴォーグチャンネルで見た韓国女子メイクがとてもシンプルだった。
そのビデオで学んだビューラーをドライヤーで温めてから使う方法。
この方法は電池式のよりも使えるので毎回喜々としながら睫毛をあげてる毎日。笑

加齢には上げることが肝心なよう。
結構熱くなるので気をつけてお試しを。

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金曜日夕刻

スマホを見ると子供がリクエストしていた本が届いたとメールが入っていたのでライブラリへ。
金曜日のライブラリは少し早めに閉まるので油断禁物。
子供がもう少し借りたいからと待っている間にKINFORKの本を見つけた。

新しい感じのお料理本！さすが！
１０年にはなるかな、ここまで有名になる前に彼らのブログを見つけて読み耽っていたのは。
現在はビジネスとなったのでHPも様変わりしたけど、
当時の彼らのブログは北米西海岸風とでもいうのか、暮らしぶりがとても表れていて好きだった。

パラパラとめくっているとやはり同じ時期にファンだったブロガーさんがちらほら載っていた。
ゆっくりと眺め見る週末の楽しみの本。

水上勉さんの『土を喰う日々』は若い頃に読んで心に残っていた本で、
幼少期にお寺の台所で修行されたご本人が軽井沢の暮らしと精進料理の一年を書き綴ったもの。
とても季節感が感じられるのと、儒教精神が根底にある生活感が子供時代を思い出す。

私はとても祖父母と近い関係だったし、
それに料理好きだった祖父と重なるものがあり読んでいてとても懐かしい気持ちになった。
山に入って山菜を採り、土から生るものからの季節感は祖父から学んだと言っていいと思う。

ああ、自分のルーツだ、だけど今はアメリカになんて住んでいるのが少し可笑しい気がする。
現代社会に生きるにおいてバランスが取れるようファウンデーションとなっているのだろう。

夕刻、と言っても既に午後７時頃の空の様子。
玄関ドアを開けたところでパチリと撮ってみた。

この後、野菜をオーブンに突っ込んでおいて明るいうちに家の西側の雑草を引いた。
随分と涼しくなって汗もかかない。やはりここの夏は最高。


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最近の夕飯 運動と食事

運動を始めて数年、食事については体が必要なものを要求するようになった。
５年くらい前からはジムでマシンワークに４０〜５０分のランニング、たまにヨガ。
ランニングも始めた頃はトレッドミルで所々歩いたりもしていたのが
今では傾斜によりスピードを落とす以外はずっと同じペースで走れるようになっている。

そして運動した後は必ずといっていいほど塩分が欲しくなる体の不思議。
水はもとより袋入りジャーキーやローストアーモンドを携帯してないと少し不安になる程。

そう考えると食事も脳でするというのか習慣と食べ物が手に入りやすい環境により、
体＝脳が必要な栄養素を摂ることに麻痺してると言えるのでは？とも考えるようになった。

白米や麺をほとんど食べないようになって随分経つのだけど、
理由を考えてみるとそれだけで満腹してしまうからかなと思う。

最近凝っているのがキヌア。穀類だけど重くなくて他の食品とバランスよく食べられるから好き。
ベジタブルストックで炊き冷蔵庫に入れておけばいつでもサラダが食べられて便利でしかも美味しい。
ご飯は冷蔵庫に入れてしまうと温めないと食べにくいけどこれなら大丈夫。

この日はオーブンでローストしたズッキーニ、カリフラワー、ブロッコリーをリーフ類の上にのせた。
ローストするときにガーリックソルトと黒胡椒、オリーブオイルを回し掛けているし、
もともとキヌアをストックで炊いているから味付けは檸檬を上から絞って、たったそれだけ。
ボウルの中に玉ねぎや数種類の葉野菜が入っているのでテクスチャーが美味しい。
青ネギがなぜか外せないのは香りゆえ、かな。

ただしこのボウル、私の顔よりも大きい。
量はかなり食べてる模様。

あ、奥の方にストリップステーキも少し。これで満足。

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人生の寂しさと満足度

アイビーを刈り込んだ後に出てきたローズマリー。
枯れてしまった部分はあるものの新芽が出てきてる。
挿し木したものはどうやらだめみたい。
それとも、根付くといわれている三週間待ってみるか。

⭐︎⭐︎⭐︎

昨日買い物でコスコへ行った時のこと。

日本ではどうか知らないけれどこちらではたくさんの試食ブースが出る。

週末ともなると人も多いし、試食で待つ人もブース前にちらほらといて長いと結構待つ。

サンドイッチを配っていた年配（大体が年配の方が配っている）の柔和な雰囲気の白人女性に

『随分待つんだな』とかとても嫌らしい感じで言ってた電動車椅子に乗られた男性がいた。

『今始まったばかりで、こちらの方にも待ってもらってます。 

　あと１分ほどでできますからもう少しお待ちくださいね』

と、女性が声をかけると商品について的外れな質問を始める男性。

 この段階で、その場にいた３０代くらいの子供連れの女性はその雰囲気を察しやや離れる。

私は買いたいものがあったのでちょうど電動椅子の方のすぐ横にいたから会話がよく聞こえ、

ブースの女性がその一分間を埋めようと何のこともない世間話を始めたんだけど、お決まりの

『So, anyway, how're you doing today? 』に男性が『I don't know.』。

時々こんな答え方する人いるなぁと、男性の子供っぽさに対してブースの女性の切り返しに感心した。 

『あら。どうしたのかしら、よく眠れなかったのですか？』

『毎日どんなことがあっても６時前には起きている』

『早起きでいらっしゃるのですね。（笑顔）お仕事ですか？』

『違う。軍人の息子のためだ』

『お早い仕事なんですね』

『一緒に住んでるわけではない』

と、こんな感じで的外れな会話が続きサンドイッチが出来上がって配られた時に

すぐ隣にいる私に最初の一つをオファーしてくれるような仕草だったのでお礼を言って一つとった。 

このブースの女性の対応に満足したように見えた男性。

それに私にオファーしてくれるくらいだから自分勝手な方ではなさそう。

電動椅子で移動してる方、これは男性に多いのだけど、とても難しそうな人をみる。

勿論誰もが注意して歩いてはいても背丈のない子供などがコツンと当たったりした時に

とてつもない勢いで怒鳴る人もいて、私なんかも更に注意するようになった。
別にその子供が暴れていたわけでもなければ本当にほんの少し触れただけ。

その後も買い物中に何度も彼を見かけたけど買い物してる風には見えなくて、そして一人。

ひょっとしたらこの方は寂しいのかな、と思った。

大体アメリカでは買い物一つとっても車がないと難しく、かなりの高齢の方でも運転してる。

逆に何らかの状況で運転できなくてしかも家族がそばにいない人もいて、

私の知人などはご近所（と言っても隣の家は見えないくらい）のそんな方の足になってあげてる。 

どんどん孤立して行って自分ではどうにもならない精神状態になることもあるのだろうな、

なんて想像するのと共に、あのブースの女性のようにうまく会話を持っていける姿勢の方を尊敬した。

なんてことない日、私の思考をちょっと留めた出来事。

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