2016年9月29日木曜日

Birthday



先日誕生日を迎えてまた一つ歳を取った。

今年の誕生日を迎えることについては随分前から何となく気が晴れず、
あえて表現すると、目の前に門があり、それは大きくて重厚で、
その門を開けると一体そこには何が潜んでいるのか少し怖い気がしていた。

何のことはない誕生日当日はいつもの日常のひとこまで始まり終わった1日だったけれど、
その数日前に外出から帰宅後、寝室で部屋着に着替えていたら突然娘が入ってきて、

『誕生日おめでとう。ちょっと早いけど」

と、小さな紙袋を手渡してくれた。






『ケイト・スペードとコーチも行ったんだけどマミーぽくなかった。
                 そしてさ、ルイヴィトンは私には高すぎたわ笑』


と言ってこれをくれました。想像していなかったからかなり驚いた。
携帯も入る大きさのストラップがついた財布。私の雰囲気に合わせて選んでくれたらしい。
子供だ子供だと思っていたけど、よく考えたら税金も払ってきちんと生活している成人なんだわ。

あぁ、だけど正直に言うとまた赤ちゃんに戻って欲しいなとたまに考えることもある。
時間の経過は素敵なことも運んでくるけれど、あの可愛い時代はもう戻らないと思うと時に切ない。

だけど私が生まれていなければ当然娘達とも会えなかったわけで
それを思うとこの世に生を授かったことを心からありがたく感じています。



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2016年9月26日月曜日

ジャスミン 挿し木の準備




そろそろかな、とお天気の良い週末にジャスミンの枝を切り挿し木の準備。
ネットで読んだように切った後は3時間ほど水あげし、直に土に挿すだけとあったので
中でもできるだけ太い枝を選んだつもり。

オールドパイレックスの大きなボウルに水を溜め水あげ中、
ドアとスクリーンの間に目隠しの為に掛けた暖簾の模様が影になり風に揺れて綺麗だった。
今またこの画像を見たら日差しの様子から今年ももう夏の終わりかとしみじみと思う。





ちょうど画像左側の枝を切った。切った直後に覚えておくために撮影。
真ん中の方に見える鮮やかな緑色の枝は若すぎて挿し木向きではないとわかるけど、
それじゃあ挿し木用には?と迷いながら選んだ。

今日時点で三週間目、大きな植木鉢に三本突き刺しただけだけどまだ枯れずに生きてる模様。
そろそろこの地ならではの雨季に入りそうなので、今からどうなるか。
根が出ますように cross my fingers で待つのみ。


それにしても最近になりなんとなく時の流れゆく様子を見る自分の目線が変わってる。
今年もまた来る誕生日が近いせいかもしれない。

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2016年9月25日日曜日

Homemade Apple Chips 林檎の季節



この辺りでは林檎の木があるお宅も珍しくなく子供のクラスメイトの家にもあるそうで、
庭でたわわに実る林檎の果実を使って娘の友達のママはりんごチップスを作るという。

『材料はレモンとりんごだけなんだって。すごく美味しかった。マミーも作れると思う?』

市販のものは食べたことがあるけれど、ホームメイドにとても興味をそそられて作ってみることに。




レシピを検索してみるとレモン汁をかけて色止めをした後、
シナモンシュガーをまぶしたり砂糖汁に浸しておいたりと少し味を足すものが多かった。
娘に聞くと友達のママはレモン汁しか使っていなかったというので私もプレーンでやってみた。
使った林檎はFUJI。

⭐︎林檎を包丁で薄くスライスして種は取る、レモン汁をまぶす、
⭐︎パーチメントペーパーを敷いたベイキングシートに重ならないように並べる、
⭐︎オーブンの中段、華氏200度でゆっくりと乾燥するまで数時間焼く。それだけ。

実際に焼いてみるといい感じに乾燥するまでに3時間くらいかかった。
レシピはどれも林檎を二個というものばかりで疑問に思っていたら、なるほどかなり場所をとる。
市販の林檎チップスが高いのはそういうことなんだと納得。

出来上がって食べてみると、『!』。
想像以上に美味しい。林檎そのままの味。
色んな種類で作ってみたらそれだけで違ったフレーバーがありそう。
以前アップルソースでアップルレザーを作ってみたことがあったけれどあれよりもずっと手軽。





広場で遊んでいて子供がちょっと待って!きて!というから何事かと思ったら林檎の樹が。 
本当だね、木の緑色と赤い色のコントラストがとても可愛いよね、と二人で話しながら
折角だから幾つか(かなり笑)採ってこんな風に遊具に乗せて帰ってきた。
カウンターに直に一つ置いているのがスーパーで買ってきたFUJIで、
比べてみると採ってきたものはワックスもかからずとても素朴な雰囲気がある。

食べてみたら残念ながら渋みが強すぎて食用には向きそうにないので
諦めてバスケットに入れてリビングルームに置いて色と香りを楽しむことにした。

直径5センチにも満たない大きさの林檎があり、これがとても可愛い。







チップスを焼いている間は家中が林檎の香りに包まれて幸せな気分になるほどだった。

これが林檎二個、ベイキングシート2枚分で出来上がったチップスの量。参考までに。


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2016年9月19日月曜日

Bucket Bag




最近どうやら流行らしいバケツ型バッグ。
娘達とモールへウィンドウショッピングに出掛けた時に長女が、
『これ気になってるんだよね』と彼女には珍しいテイストのバッグを見ていた。
大人っぽいグレイ系の色味のバケツ型バッグ。
彼女への誕生日プレゼントに迷っていたのでネットでサーチして似た雰囲気のをプレゼントにした。

そういえば私も持っているわとクローゼットを漁って見つけたのがこのセリーヌ。
もう恥ずかしくなるくらいに何十年前?のバッグなのだけど、
ラスタカラー(当時流行)とセリーヌとの意外さ、造りの良さが惜しくて手放さずにいた。
確かこの形は日本には入っていなかったかと記憶してる。
過去に一度、革紐の飾りが取れて百貨店の売り場へ持って行って修理してもらった。

今まで眠らせていたけどクリーニングすれば現在でも通用しそうな感じ。
だけど今の歳ならどんな服に合わそうか。
来週娘が帰ってきたらゴソゴソと寝室ファッションショーでも開いて相談することにしよう。
楽しみなことが増えた。





十五夜の夜、ランニングに行った時に月が昇る様子に感動。
私は一般道を走るので安全を考慮し音楽を聴かないし、走るのに邪魔になるので携帯すら持たなくて
とても大きく見える月の画像を最高の時間に撮れなかった。

これは一度帰宅してわざわざ近所に撮りに行ったスマホでの画像。
走ってる時はもっと大きく見えたのに残念。


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2016年9月14日水曜日

秋の気配



今朝、火曜日の朝6時半頃の窓の様子。
くっきりと白いシアカーテンの左右の色の違いが面白かったので思わずカメラに収めた。

昨日の月曜日は夕日が眩しすぎフリーウェイを運転するのにも車線が見えず困る程で怖い思いをした。
サングラスをかけても眩しく、夕日の色で車線が道路の色に溶け込んで朧げにしか見えない。
制限速度は60マイル、おおよそ時速100キロくらいだけど時はラッシュ時。
のろのろ走行中から徐々に夕日が大きくなり、徐々に角度を変え目前に。
一番夕日が眩しくなった頃に80キロくらいで走っていたので手に汗を握るくらいに怖かった。
後続車が車線変更し私を追い越したので、側から見てかなり危なっかしかったのか、
飲酒だと思われたか、かなりイラつかせたかもしれない。
片道1時間半とても疲れた。

車に搭載されている車線を踏んだ時になるアラームの存在を心底ありがたいと感じた。
さらに運転には気をつけよう。


そして昨日の朝は霧が濃く、学校への送迎の道中で子供が霧の中に居た鹿を見たらしい。
しかも家から徒歩圏で。
残念ながら運転中の私は気がつかず。
10年前はこの辺りでもよく鹿を見たけど、2年前に再渡米してからの記憶では今回が初めて。

霧といいここ数日の朝日と夕日の色といい、もう秋だなと少し切なくなる。
だけど四季の上で秋が一番好き。

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2016年9月12日月曜日

22



一年に二度だけ焼く日本風のケーキを焼いた。
二度、というのはそれぞれの子供の誕生日のみで、
作るのもいちごショートと決まっているのにデコレーションに進歩が見えないのが残念なところ。
今回は先日で22になった長女のために焼いたのでデコレーションは下の子がしてくれたのに、
最後の最後でクリームが残っているからと私が無理やり絞り出して乗せて台無しになり、
せっかく苺の大きさも合わせていたのに!と下の娘からダメ出しをくらった。
当のバースデイガールはこのケーキを楽しみに帰ってきた。
絶対にケーキは日本の!アメリカのは認めない!と固く心にある様子で、
今回は頑張って卵を泡立てたそのケーキの大きさに感動していた模様。ちなみに使った卵は8個。

娘はとにかく家族が集う行事、ファミリートラディションを大切にする。
このケーキはさしずめうちのトラディション。


ここでは21歳から飲酒が認められているので去年からは娘とお酒を飲めるようになった。
昨夜はビールが足りないから買ってきてと外出中の娘にメッセージして頼んだら
なんと一緒だったBFが買ってくれたという。
娘にお礼を言ってねと言うと即メッセージを送ってくれた。
そして、家族が増えて娘の結婚相手と飲めるような未来があるのかと想像したら少し楽しみになった。
(餃子を焼いて、餃子とビールを美味しくいただきました)





子供が絶対に認めないアメリカのケーキ。これはケーキミックスで焼いたもの。
香りが独特で甘いところがいまいち食指が伸びない理由ではないのかな。

モールにカップケーキ専門のお店があって、いつか買ってみたらこのケーキミックスの味がした。
デコレーションが派手で可愛いのでそれが売りだと想像するお値段一個3ドル少し。
買ったものの激甘で、その日一緒だった下の子のクラスメイトの彼女も食べなかった。

クリームチーズが残っていたので粉糖と混ぜフロスティングを作って乗せたらまずまずの味に。
このフロスティング、これはこれで誕生日に焼く日本風のスポンジとは相性が悪そうな気がする。
今更ながらの発見。

昨日の後悔はと言うと、娘のBFに誕生日ケーキを持たせられなかったこと。
また次の機会に。


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土曜日、車窓を眺めながら

遡ること2011年。北米西海岸。 当時住んでいた家から見える空。 早朝に子供を学校へ送る時にしばし見惚れていた。 何だかなぁ。 一体私はどこに住みたいのだろう。 この空の色は南国では見られない。 現在住んでいる土地の空の美しさはまた違うものがあるのだけれど...