2019年10月27日日曜日

Green papaya




南国に来てよかったことは南国ならではの食材が新鮮で安く手に入ること。

来た当時に言葉の通じないマーケットで指差しで買ったパッションフルーツ。
いそいそと暑い中を歩いて滞在中のサービスアパートメントに戻り、
皺の出始めた果実をぱっくりと半分に切ってみた時のこと。
狭いダイニングが芳醇な香りに包まれた時の感動は忘れられない。

グリーンパパイヤも然り、アメリカでこのサイズを買うとUS7ドルくらいはしそう。

家から遠いタイ食材のスーパーで見つけて最近までそこで買っていたけど、
なんと近所の比較的安価な価格で買える大衆スーパーで発見。
マレーシア産で、これでUSなら1ドル少しとかなりの買いやすさ。嬉しい〜。

娘にパイナップルも買い、パパイヤも買い、
重い思いをしても楽しみにして作ったもの。




作ったものは『パパヤーイリチー』。
別名『パパヤーシリシリ』とも呼ぶ、沖縄のソウルフードの一つ。

イリチーとは炒めることで、作ってみるとどちらかといえば蒸し煮に近い。
皮を剥いたパパイヤを、『しりしり器』でシリシリするのが大変だけど、
その作業に対するスコアは高く、私の好物のひとつ。

必ずオイル漬けのツナ缶で。油も全て使う。
パパヤーシリシリとツナ缶をフライパンに開けてしんなりするまで炒め煮。

私好みの味付けは、少しの塩、昆布茶、香り付けの少しのお醤油で。

温かくても冷めても美味しくて、作り置きにぴったりなのです。
私にはもうほぼ故郷の味になった感じ。






ご近所に青パパイヤを植えているお宅が多いです。
と言っても、路上に面した植え込みを私有地の如く小さな農園化させているのですが。

私の背丈よりも低い木に小さな沢山の実をつけたものや、
梯子に登らないと収穫できないでしょう?と思う程に数メートルにまで成長した立派な木。

毎日前を通るたびに羨ましく見ていたのだけど、これで満足できました。

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土曜日、車窓を眺めながら

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