2019年3月3日日曜日

最近思うこと





ヘアカットからの帰り道で切り倒された大木の上に登る紅白衣装の団体が。
見る感じでは中国の時代映画の衣装の様で、神様か何かを鎮める儀式か何かだろうか。
一人だけ金色の飾りがついた、これもまた赤い衣装のご老人がいらっしゃいました。


他所の国のトラディションは自分の目に新しいものがたくさんあります。

通勤時間にバスでいつも一緒になる70代くらいの男性の服装がとても伝統的な感じで、
喩えるなら前出の時代劇に出る様な?長老的な雰囲気なのです。
現代日本でいうと、武士装束の方がそこにいらっしゃるみたいな周りとの違い。
毎日この民族衣装をお召しになられている。

きらきらとした糸が織り込まれ鮮やかな色彩の生地で作られた長めのチュニック丈の上着、
同色、お揃いの幅広のパンツ、足元はサンダル履き。
手の指にはかなり大きな石が入った指輪、シルバーだろう思しき太いバングル状の指輪、
それも何本もしていらっしゃる。腕には色石のブレスレット。
そして頭には特徴的な帽子。
日々同じ衣装で、しかも毎日違ったものを身につけられてるのですよ。


バスを降りる時に必ず運転手さんに挨拶されているから長く住まわれているのでしょうか。

この国では様々な民族衣装を日常的に見かけるので全く違和感がありません。
現代社会の普段の生活の中で伝統を守る姿勢と、それができる世の中なのだなと思います。
全国民が異文化を尊重して受け入れている様子にはいつも頭が下がるばかりです。
年代での考え方の相違はあるかもしれませんが、一般的に受け入れられている。

他人が違うことを『非』としない文化。人としてとても高尚だなと思うのです。

世界的にも安全とされる国にはこういう部分にも秘密がある気がしてなりません。

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