いつもの子供と二人で休日の街歩き。
お気に入りのバブルティを飲むこと以外はプランなしでひたすら知らない街をてくてくと。
途中で怪しんだ私は、スマホの地図を開けて確認してみた。
え〜〜〜〜っ!とんでもないとこまで歩いてるんですけど〜!?
とにかく知った場所まで歩こう、ということで目指したのは植物園。
ここからがもう暑いし、高級住宅街の坂道は長いし、行けども行けども辿り着かない。
ほんとにこれで合ってる?と、既にナビを交代した子供に訊いてみる。
疲れ切った熟年母さんとは裏腹に、子供はこの冒険を大層楽しんでいる様子。
もう気持ちは諦めモード、しんどくなったらタクシー呼ぼう。(爆)
植物園が近づいた頃、人がちらほら増え、何となく気持ちがほっとするのを感じました。
地図を見ながら誘導していた子供はどことなく誇らしげです。
ここからはもう見知った通り、植物園の中を通り抜け駅を目指しました。
すると、目の前に現れたのが画像のカラフルな光景だったのです。
疲れが吹っ飛びますね。綺麗なものの力とは計り知れないです。
『マミー、写真撮りたい?私はベンチに座ってるね』
流石に子供も疲れているよなぁ。
(3枚目にぽつりんと写っています^^)
人間って、先が見えないときは不安から機嫌が悪くなります。
無意識のままにその原因を考えないことは多々ある。
一言一言、自分から出る言葉に毒が混じる。
負のオーラで自分も人も疲れさせる。
だけど、原因を理解して突破口となるソリューションを見つければ前向きになれるのです。
少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
実際こんな事態に陥った時の感情の持って行き処を子供と二人で学んでいる気がします。
最近よく二人で出かける様になり、その殆どが新規開拓、
土地勘の無さから思わぬ方向へ行ってしまうこともしばしば。
急な雨に降られたりするとコンディションも最悪です。
だけど決して感情に振り回されたりせず、
二人で相談しながら突破口を見つける努力をします。
これが割と楽しい。 冒険ですね。
とにかく、『会話』にならなければ先へ進めないんですよ。
自分の感情の観察ありき、です。
私も出来るだけ『相談者』役を引き受けられる感情のコントロールに努めます。
こういうことを繰り返すうち、少しづつ子供が変わっていく様子が見えてきて、
親としてちょっと誇らしい気持ちになっています。
駅の前のお気に入りの小さなデパートメントストアの入り口が新年仕様になっていました。
さすがヨーロッパ系のお店だけあり、色使いがとても可愛くて思わず可愛い!と声が出た。
カラフルなお花に癒されたり、ピンクのふわふわの飾りに感嘆したり単純すぎますが、
こんなラッキーなおまけもついてきたりもする二人の冒険です。
生きていく上では単純くらいがいいのかもしれませんね。
2万歩近く歩き、脚が棒の様になった日。
数年後に画像を見返して懐かしくなりそうです。
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