2018年4月4日水曜日

米テレビドラマと語彙力



あまりの暑さと娯楽のなさからアメリカのテレビ番組をよく観る様になった。

娯楽。

ここでもあるにはあるけど、正直なところいまいち楽しめなくて。
なんなんだろう、この違い。衛生面?米語ではない英語?気候?制約の多さ?
その全てなんだろうと感じてる。

数年前に来たJさんが、 私と同じ昨年夏に来たAは酷くこの地に馴染めてないと言ってた。
Jさん曰く、Aさんの馴染めてなさは私なんかよりずっとだと言う。 
彼女はアメリカでも特徴のある南部出身で、米国人には辛い環境なのかもしれない。
アジアがだめなんだろうな。
日本で一緒に働いていた米国人も、アジアの雰囲気に圧倒されてた。
日本でさえ。
私が日本人なので直接は言及しなかったけど、同じことだと思う。
今は私ですらわかる、その辛さ。


そんなことでよくアメリカのドラマを観ているのだけど、
今年新たなシーズンがスタートした『The X Files』 は去年から楽しみにしていたドラマ。
なのに、エピソード1を最後まで観ず途中でやめた。
1993年シーズン1から観てみようと思ったから。

実は記憶に鮮明に残っているエピソードがあって、
奇形で生まれた嬰児が埋められていたシーンで始まるショッキングな回。
この展開がもうアメリカ的な怖さがあるというか、とにかく想像を超えた奇怪さ、
その狂気的な思考を不快に感じ下手をするとトラウマにもなりそうなストーリー。
オンデマンドで順番に観ていたら、見つけた。タイトルがHOME
内容暴露もどうかなと思うのでストーリーについての詳細は書かないでおこう。
(私がいる国からは観られないサイトですが一応リンクを貼っておきます)

ここで語彙力のお話。
語学学習は本当に終わりがないと以前にも書いたことがあるけど、
本当にそうで、覚えても使わないと忘れてしまう。
家庭内において子供の日本語が上手くなる毎に私の英語が出なくなる。
仮に、英語話者ばかりで英語だけ、日本語話者ばかりで日本語だけ、
そう言う環境ならずっと楽なのだけど、
二ヶ国語を行き来することが辛くなって来たのは、 老齢に及んで来てるせいか。
友達とよく話す話題のひとつ、『もう半身以上日本人から離れてる』気もしているし。
日本に帰ると感じるちょっと変な日本人の自分。

『ほら、何だっけ?これこれこんな風な言葉あるじゃない????』

これを正に英語でもやっている私、
ドラマの台詞で忘れていた単語が出てくると、あ〜!覚えてた!と小さな感動がある。
そして新たにまた頭の中のフラッシュカードに記憶され、日常で使える様になる。

ドラマを頻繁に観る様になってこれを体感しているので記しておきたいと思った。

暇を持て余してるだけではないんだなぁ。
こんなことでも学習のひとつなんだから。
一生勉強。


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*あまりにテレビをよく観るのでテレビ番組ラベルを作りました

 

土曜日、車窓を眺めながら

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