2017年10月18日水曜日

Grilled Tuna Sandwich



休みの日のブランチに子供に焼いてあげました。
長年のうちの定番サンドイッチ。家で食べるツナサンドというと必ずホットサンドです。

『カフェ』なんて呼び名が一般的になるずっと前の話ですが、
通っていたお店の定番がホットサンドイッチでした。

きゅうりと玉ねぎのみじん切りとツナ、とろりと溶けるチーズ。
週末はこのお店までドライブして、淹れたてのコーヒーとサンドイッチ、
チーズケーキを頂くと土曜日がきたという感じがしたっけ。
いつもしていること、生活の中の習慣、暮らしにリズムができること、
というのは心が穏やかに保てます。
あの頃は楽しかったなぁ。

数年前にそのお店に行って見たんですよね。以前と様子が変わっていました。
勿論懐かしさはあります。オーナーさんと再会して色んな感情が交錯して涙を流すぐらい。
だけど、私も変わっているんですよね、あの頃から。
そして子供達はというと成長しているわけで、
同じく止まっているものはないんですね。

過去に何度か大きな引越しをしましたが、その度に気分がドスンと落ちてしまいます。
環境の変化がもたらす負の感情。
そして少しずつその土地のことを体で学んでリズムが出来て来た頃、
色々とアイデアが生まれてまた新しい生活環境に馴染んでいくんですね。
最近やっとこのステージに来たように感じます。
本当はもっと厚切りのパン、いつも使っていたバターやチーズ、
そんなものがないと嫌だ、なんて思っていたけれど、
毎度のことで、この変化にもだんだんと慣れて来ました。

こちらで知り合った精神科の先生が(この方もアメリカから来られています)
環境変化で生まれる4段階の一番最後の感情に『怒り』があるとおっしゃっていました。
なるほど、つい最近の私、ことあるごとにこの暑さに怒っていた。笑
これを超えるといいらしいです。

サンドイッチから大きく話題が広がってしまいました。





多分20年くらいは使っているホットサンド器具。
日本で買って、渡り歩いて現在も一緒の年季ものです。
今は電化製品でおしゃれなホットサンドメーカーもあるけど、
私はずっとこちらを愛用しています。

実は、私の母が使っていたのもこの形だったんですよね。
小学校二年生の時に遠足に持って行ったお弁当がこれで作ったサンドイッチで、
お弁当ですから勿論食べる頃には冷たくなっていて残念な気分になった記憶があります。
だから私はいつも家ですぐに食べる時だけホットサンドにすることにしています。

母が求めたのは忘れもしない、デパートの催事会場でした。何十年も前の話です。
シンプルな作りのもは壊れないし長らく活躍しますね。
変わらない暮らしの部分はこういうもので支えられてる。
この画像を撮った後、久しぶりに入手できたベーキングソーダで
ゴシゴシと磨いてあげました。

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土曜日、車窓を眺めながら

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