2017年9月11日月曜日

新しい味



既にアメリカから赴任している方にこちらの慣習について色々と教えてもらったり、
日々の暮らしに必要な食料品の買い物などに付き合ってもらったりした到着後一週目。

アメリカ人男性ゆえ、例えば米以外の日本食の買い物などはしたことがなくて、
車で連れて行ってもらったローカルスーパーでしらす干しを見つけた時は小躍りしました。

私としては炊きたてのご飯の上に乗せて頂いたならどれだけ疲れが癒されるだろうと、
そんなことを期待しながら少し食べて見たら、『ん?...からい、塩辛い...』
敢え無く撃沈。

食べるもの(食べられるもの/食べたいもの)がなくて、
体重が日に日に減っていきました。
(現在もアメリカにいた時の体重には追いついてません)
到着後数日は前出の彼が食事に連れて行ってくれたり、
手料理をご馳走してくれたりしたのでその時だけは安心して食べていた、という感じ。

そんな日々を過ごしながら2週目くらいで少し慣れ始めた頃、
きっと脳も随分とこちらの雰囲気に順応してきたのでしょうか。
少しづつ食べたいものが出てき始めて、
キッチン付きのホテルであれこれと作ってみる気になってきたのです。

そこで冷凍しておいたしらすの出番が。
チャーハンにしてみました。








仮住まいなので調味料も揃えていません。
しらすの塩分を考慮して塩はほとんど使わず、昆布茶、最後に醤油で風味づけ。
葱をたっぷりと。
仕上げには、これでもかくらいの量の黒胡椒。
これが美味しかった!

一人で『おいしーおいしー』と声に出してまで満足げにいただきました。
だけど今また同じのを作ろうとなると作れない気がします。
きっとそんなものなんだろうと思います。

サバイバル生活の中での発見。
そして、アメリカに住み始めた頃のことを思い出してみたりして。
あの時は、日本に住んでいた頃には観てもいないテレビ番組がBGMとなって
曜日や時間、そんなものを感じていたんだなぁと、しみじみと悟ったものです。
あの頃と比較するとインターネットの発達で随分と変わったと感じます。

ただ、今回はあまりにもカルチャーの違う国へ来てしまった。笑

この辺りはまた機会をみておいおい記事にしたいと思います。






夕方の突然のスコールがあった日に画像を撮りました。
庇から流れ落ちる雨が見えますでしょうか。
正にバケツをひっくり返したような雨とはこのこと。
しかも聞いたことのない様な雷の轟音付きなのです。


ホテルでの居間や寝室とダイニングキッチンを結ぶ渡り廊下の窓の景色。
今画像をまた見てみると何だかとても懐かしい。


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土曜日、車窓を眺めながら

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