2017年6月24日土曜日

upholstery



upholstery(椅子などの修復)について記事にしたのはいつのことだったか。
更にそれから数年経ち、この度やっと形になりました。

暫くアメリカを離れることになって焦ってきたのが良かったかも。
自分のスロースターターぶりがほんと嫌になります。

週末にこの家を見に来る方がいるのでラストスパートをかけて頑張りました。
自分の部屋の一角に読書コーナー?みたいなスペースを作ったら、
子供に『この部屋はとてもマミーぽい』などと言われて、なるほどそうかもと納得。

あとは細かなディテイルを施すのですが、

1、貼り合わせた生地の合わせを手縫いする
2、縁飾り

と、この二点。
1はちまちまと週末に仕上げて、2はまた時間をかけてマテリアルを探すことになる。
頑張ろう。





1の生地の合わせを手縫いするのは、例えば上の画像の椅子の足部分から上の隙間。
椅子の背とサイドの生地の部分を縫います。

upholsteryは丸きりの自己流。
既存の生地を剥がす時に撮った画像を何度も見たり、色んなサイトを見たり、
実際に同じデザインの椅子を観察したりと、とにかく時間がかかった。
当初手がけた背もたれ部分は数回やり直し、この時はもうやめてしまおうと思ったし。
初めてなのに複雑な形状のシェル型ウイングバックチェアを選んだ割にはうまく行った。
(のではないだろうか?)


椅子の底は家にあったパープルの生地を使ってみましたが、
自分ではなかなかそれなりに仕上がったと思う。

ステープラーが ちゃちくて、合板ではない本物の木を使った古い椅子の修復は
とにかく手のひらが痛かった。
そして何度か釘が指に刺さる事故にも遭い。
細かい部分で突っ込みどころはあれど、仕上がったらその瞬間から愛着が湧き始めた。


いやぁほんとに長い道のりでした。笑




ランキングに参加しています

土曜日、車窓を眺めながら

遡ること2011年。北米西海岸。 当時住んでいた家から見える空。 早朝に子供を学校へ送る時にしばし見惚れていた。 何だかなぁ。 一体私はどこに住みたいのだろう。 この空の色は南国では見られない。 現在住んでいる土地の空の美しさはまた違うものがあるのだけれど...