2016年9月29日木曜日

Birthday



先日誕生日を迎えてまた一つ歳を取った。

今年の誕生日を迎えることについては随分前から何となく気が晴れず、
あえて表現すると、目の前に門があり、それは大きくて重厚で、
その門を開けると一体そこには何が潜んでいるのか少し怖い気がしていた。

何のことはない誕生日当日はいつもの日常のひとこまで始まり終わった1日だったけれど、
その数日前に外出から帰宅後、寝室で部屋着に着替えていたら突然娘が入ってきて、

『誕生日おめでとう。ちょっと早いけど」

と、小さな紙袋を手渡してくれた。






『ケイト・スペードとコーチも行ったんだけどマミーぽくなかった。
                 そしてさ、ルイヴィトンは私には高すぎたわ笑』


と言ってこれをくれました。想像していなかったからかなり驚いた。
携帯も入る大きさのストラップがついた財布。私の雰囲気に合わせて選んでくれたらしい。
子供だ子供だと思っていたけど、よく考えたら税金も払ってきちんと生活している成人なんだわ。

あぁ、だけど正直に言うとまた赤ちゃんに戻って欲しいなとたまに考えることもある。
時間の経過は素敵なことも運んでくるけれど、あの可愛い時代はもう戻らないと思うと時に切ない。

だけど私が生まれていなければ当然娘達とも会えなかったわけで
それを思うとこの世に生を授かったことを心からありがたく感じています。



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土曜日、車窓を眺めながら

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