2016年6月17日金曜日

苺収穫 人付き合い



引っ越す前に一度は収穫したかった庭の苺の収穫第1期。
今年は粒の揃った結構いいのができました。
地面に見える赤いのは恐らくカタツムリにやられた数個。
なかなか美味しそうな色をしてたのにぃ、残念。

過去に一度だけ苺の苗を育ててみようとしたことがあるけどうまくいかなかった経験あり。
去年はこの一番小さいくらいのがポツポツ採れるくらいで、
実はこの画像の後にも毎日というほど収穫できてる今年。何が良かったんだろう。
今年は春前に伸びて方々に散らばるシュートを集めて苺の畝に整列させて更に土を盛った。
冬の間はマルチをして保温するのがいいのだろうけど、退去が決まりそうだからそこまではせず。
今思うと土を盛ったのが良かったのかな。

 ⭐︎⭐︎⭐︎


アナ(大家さんのママ)が数ヶ月に一度いらして薔薇の剪定をしてくれるのだけど先日、
「あなたが来てから私は何もすることがなくなったわ。雨が続いても安心してた。ありがとう」
なんてお礼を言われてしまった。
土いじりは好きなので割と頻繁に草むしりはしているし、
ゲートに囲まれた裏庭の芝刈り(フロントは業者がしてくれる)や薔薇もその都度摘花する。
自分が住む場所は綺麗にしたいじゃないですか。
やはり人付き合いはお互いの心からの真摯な行動からだなぁ。
褒められたくてやるわけではなく、心地よく暮らしたいから手入れをしてきたのだけど
お礼を言われると勿論嬉しいし、またその気遣いができる人とは平和的な関係が築ける。
不動産業者は使えなかったけど(腹ただしい)アナとのいい関係が築けたことは良かった。
聞けばアナはルーマニア人で、転居の多い軍人の息子家族の為にこの家の庭の手入れをしてる。
そして、今はアパートに独り住い。独居老人。とはいえお仕事はされてるけど。

『あなたと同じよ。生まれた国を離れてここにいるんだから時々寂しいことはあるわ』

雨の中を庭の土の入れ替えをしてる人がいる、と出てみてみたらアナだった。それが初対面。
その時に彼女が言ったことをとてもよく覚えている。
ここに骨を埋める気持ちはないし、自分のアイデンティティを考えるとやはり時に寂しくなる。
『引っ越す前にもう一度会えるといいけど』と言ってハグしてくれた。
引っ越す先はすぐそこだからまた会えるかな。

さてさて、引っ越しも間近になりました。
不動産業者とのやりとりがとにかく憂鬱です......。
がんばろー。笑



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