2016年5月30日月曜日

日本食材 幸せとは



アジアンストアに納豆を買いに行くとパッケージが違っていて3つ入りから4つになってた。
納豆は4つ入りと極小粒の2パック、 おたふくソースと量り売りの白ごまを購入。
渡米してからはスーパーに行くことが少ないので意図せず何となく節約してる風。

初めてアメリカに住み始めた時は食材の無い無い尽くしで文句ばかり言ってたけど、
今回戻ってきてみるとこちらのスーパーにお味噌や稀に麹まで売っていたりして
日本食ブームも一般的に浸透してきたなという感想。

白ごまは煎ってグラインダーにかけてすりごまにしておく。
わざわざ遠くまですり胡麻を求めるなどということはせずにこんなのは自家製。
旬の新玉ねぎが瑞々しく甘くて美味しいので日本風のゴマドレッシングも作ろうと思って。
揚げ物にはトマトケチャップとおたふくソース、はちみつ、大蒜醤油を混ぜたものが我が家流で
最近はこのソースにシラーチャソースを混ぜると、
以前日本で住んでいた土地のフライ屋さんでどっぷりつけるソースの味に似ていることを発見。
今回は突然にキャベツメンチが食べたくなったので先回りして買いました。

⭐︎⭐︎⭐︎

すぐ近くの小さなアジアンストアは前に住んでいた時から通っていて、
再訪した時はレジの方は以前と同じ男女、
今は昔と比べると少し白髪が増えてらっしゃるかなくらいの印象でした。
韓国人で、ご家族なのかなと思わせるほど似ている。
たまに、お母様かなと思える英語のできないおばさんがいる。
以前と変わったことというと、メキシカンとインド人の女性従業員が数名いて
どうやらキンパやチャプチェなどの惣菜を作っているみたい。
レジで前からいる40くらいの男性に休みはいつか聞いてみたら、

 「一年に3日、サンクスギビングとクリスマス、あとは新年ですよ、たった3日です」

と、『たった』という『オンリー』がゼスチャーつきで強調されて返ってきた。
地味目な雰囲気、薬指に指輪があることから結婚されてるのかなあ、
子供さんはいるのかなぁとか、本当に要らない想像なんだけども、
年に3日の休みではちょっとしたお出かけも諦めざるを得ないだろうなとか。
だけど、これだけ長く商売を続けていられるから生活苦というのとは無縁だろう。

食べていくお金、暮らしの余裕、心の余裕、
考え出すときりがないのだけど、どこに幸せの基準を合わせるのか。
かつて私は若かりし時期にとてもお金がなかった時期がある。
しかも働きながら勉強し、子供まで育ててキリキリしていた。
だけどまぁ、あれも決して不幸せとは言えなかったなと自分自身を回想してみたりした。
当時の車なんてガムテープを貼ってたこともあったほど車にお金なんてかけられず、
自転車より遠くに行く手段みたいな感じだった。
それでも今は。
幸せとはやはり自分の意思で作るものだな、としみじみ思った午後。


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土曜日、車窓を眺めながら

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