2016年2月4日木曜日

kombucha




アメリカに来る度にスーパーで見つけてずっと気になっていたもの"kombucha"。
昆布茶だと思っていた私は、フルーツ味!?何て怪しいものだ、と感じていたけど
何かで見聞きし、それが紅茶キノコだと知りました。

一時渡米時に飲んでみようと買ってみたら炭酸飲料のような爽やかさに病みつきに。

調べたら自分でも培養?できるらしいことを知り、
オリジナルフレーバーの底に残ったものから育て始めました。
糖度の高い紅茶や緑茶などに元になる"マザー"を入れて育てます。
出来上がる頃は糖度はなくなり酢の一歩手前といったところでしょうか。
フレーバーは二次発酵時に入れるフルーツなどを使い、甘みもその時点でほんのりとつきます。
密閉度の度合いにより市販のものよりも炭酸が緩め。
私は二時発酵の時に蓋がしっかり締まったのか開けようとして爆発したことが一度あります。
(天井まで掃除しました笑)


健康上で色んなベネフィットがあると言われていますが実際はわかりません。


もろみ酢の酸度が強く、ゆえに体にいいらしいですが
kombuchaも酸度が強いので同じような感じなのでしょうね。
ただ、微量のアルコールが含まれています。
カリフォルニア州のとある教会の集会で自家製のkombuchaを振る舞った方がいて、
アルコールを出したことで警察が来たという記事を読んだことがあります。



 ちょっと気持ち悪いけど........






私が育てたkombuchaの現在のマザーの様子。
一般的な日本製の広口瓶にいっぱい広がる大きさのゲル様の”物体”。
ここまでの大きさに成長するのに1年ほどかかっています。
最初は小指の爪ほどもない小さなものをいくつか(数えられるくらい)
とても甘くした紅茶に入れて暖かい場所に置いておきました。
冬に始めたので一月は放ったらかしだった記憶があります。
昨年の夏から急にぐんぐんと成長し、
今では週に一度750mlの空瓶に数本をコンスタントに作れるようになりました。

ベネフィットの一つにアンチエイジングがありますが、
最近ファンデを塗らなくても顔色が良かったり白髪が全く増えなかったりと、
それはこのおかげなのかどうなのか。
私の場合はただ美味しいと理由で続いています。
あ、あと何かを育てることの楽しさもあるかもしれません。



土曜日、車窓を眺めながら

遡ること2011年。北米西海岸。 当時住んでいた家から見える空。 早朝に子供を学校へ送る時にしばし見惚れていた。 何だかなぁ。 一体私はどこに住みたいのだろう。 この空の色は南国では見られない。 現在住んでいる土地の空の美しさはまた違うものがあるのだけれど...